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前川 洋
JAERI-M 6055, 15 Pages, 1975/03
核融合炉のリチウムブランケット模擬実験において、トリチウム生成率分布を測定するのは重要な譲題であり、その測定法の確立が望まれている。トリチウムと他の誘導放射能の半減期の差をうまく利用して、LiFの熱蛍光線量計(TLD)による自己照射法を使った測定法を提案すると共に、FCAを用いた予備的実験から原理的に可能であることを示した。測定上の問題点について整理・検討を加えた。この測定法は、複雑な化学的操作を行なう必要がないことが大きな特長となっており、今後有効な測定手段になると考えられる。